常勝ニュース

関西創価学会(そうかがっかい)の話題やニュースを聖教新聞からの転載を中心に随時掲載してまいります。

民音 京都で留学生音楽祭 関西で学ぶ10カ国・地域の学生が出演 2021年12月14日

  • 「関西留学生音楽祭」(主催=民音ほか)が12日、京都市のロームシアター京都サウスホールで開催された。
  •  「Towards the Future~心をつなぐ希望のエール~」をテーマに、関西の大学に学ぶ10カ国・地域の留学生が出身地の伝統舞踊、楽器演奏などを披露した。グランドフィナーレでは、約30人の留学生と日本人学生が舞台で合唱。観衆も手拍子で応え、会場は一体となった。
     司会を務めたインドのミシュラ・アディウトカルシュさんは「日本でこんな貴重な経験ができるとは思いませんでした。この思い出を力に、夢であるエンジニアを目指して勉学に励みます」と決意を語った。

“日本一”の関西吹奏楽団 全日本コンクール金賞への軌跡 2021年12月12日

一人の成長こそ団結の鍵
師弟の誓い胸に心技を磨く
  • 全日本吹奏楽コンクールで金賞を受賞した関西吹奏楽団(10月31日、香川で)
  •  本年、結成50周年を迎えた音楽隊・関西吹奏楽団が、全日本吹奏楽コンクールの「職場・一般後半の部」(10月31日、香川・レクザムホール)で19度目の金賞を受賞した。この2年は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、合奏練習ができないなど、苦難の時期だった。“関吹”のメンバーは、どう奮闘し、栄冠をつかんだのか。その軌跡を追った。
     関西吹奏楽団は1971年1月に結成。80年に吹奏楽コンクールの全国大会に初出場し、金賞に輝いた。音楽隊として初の快挙だった。86、87年の全国大会では、連続で金賞を獲得。87年12月、池田先生から和歌が贈られた。
     「偉大なる/連続金賞/輝ける/文化の魁/関吹讃えむ」等の3首だった。
     以来、これらの和歌を楽団の魂とし、楽団員たちは常に先駆けの誇りに燃えて努力を重ねた。 

        ◇  

     今回、彼らを突き動かしたのは、2年前の悔しい思いだった。
     同楽団は、2019年8月の吹奏楽コンクール関西大会に出場し、金賞を受賞するも、5年連続で出場していた全国大会への切符を逃した。皆が唇をかみ締めた。そんな中で池田先生の励ましの言葉が届いた。“団結して、次こそ日本一になろう”と、友は固く誓い合った。
     同年11月、大野康徳さん(大阪・豊中総県、圏男子部主任部長)が楽団長に就任した。「もう一度、自分の足元を見つめ直し、皆で成長しようと決めました」。「信心の勝利」「個人の技術向上」を掲げて、練習をスタートした。
     その直後に新型コロナウイルスの感染が広がり、対面での練習ができなくなった。だが、楽団のメンバーは動じることなく“今、自分たちにできることをしよう”と新たな取り組みを始めた。
     “支えてくださる方々に感謝を伝えよう”と、関西の歌「常勝の空」などの学会歌のリモート演奏を計画。「苦しい同志に、悩める同志に、希望を与え、勇気を与える、音楽隊の使命を、全うしていただきたい」との「音楽隊訓」のままに、試行錯誤して動画を作り上げた。配信するや各地で好評を得た。
     さらに、個人の技術を徹底して磨こうと、各人が自身の演奏動画を送り合い、アドバイスを受ける“通信講座”を始めた。お互いの言葉を受け止めて改善を重ねる中で、自身の課題と向き合う姿勢が育まれた。そして“最後は信心で勝とう”と、全員が学会活動と自らの課題に一歩も引かず挑戦した。
     クラリネット奏者の金田誠一さん(京都南総県、ニュー・リーダー)は本年、4度目となる小学校の教員採用試験に挑んでいた。
     「小学校教諭である大野楽団長をはじめ先輩方が、わが事のように温かく励ましてくれました」と金田さんは言う。
     「コンクールも試験も勝つ」と決め、小学校講師として早朝に出勤して授業の準備等に努め、学校での業務を終えるや、練習会に参加する日々。時間をこじ開けて試験勉強に集中した。
     トランペット奏者の松本充央さん(西大阪総県、男子地区副リーダー)。網膜色素変性症のため、拡大読書器などを使わないと楽譜を読むことができない。
     「かつては“病気になって不幸だ”と感じていました」と松本さん。「でも、皆と一緒に音楽を届け、拍手をもらうたびに、“自分にも周りの人々に希望を与える使命がある”と感じ、うれしくなりました」
     一昨年、好条件で大手企業の事務職として就職。社会で信頼を広げている。 

        ◇  

     コロナ禍の中で練習場所の確保にも苦労した。悩みに負けそうになったこともあった。それでも支え励まし合い、楽団員は歩みを止めなかった。
     本年7月中旬、約1年半ぶりに全体での合奏練習が実現した。
     そこに立ち会った楽団の幹部は振り返る。「音を聞いた時、正直、大会に間に合うのか、不安が頭をよぎりました。でも、一緒に演奏できる喜びが皆の顔にあふれていました。一人一人の音が“自立”していたのが印象的でした」
     会えなくとも、オンラインを駆使するなどして、まるで家族のように時間を過ごしてきた団員たち。息はすぐに合い、演奏は急成長を見せた。8月には大阪大会、関西大会を突破。全国大会の出場が決まった。
     そして全国の舞台で、伊勢敏之氏の指揮で「富士山~北斎の版画に触発されて~」(真島俊夫作曲)等を熱演。見事、金賞を受賞し、“日本一”に輝いたのである。
     審査員からは「一人一人の技術力が高い」「力強い響きと色彩を感じさせる音色」「曲調の変化の中でもハーモニーが乱れていない」等の講評が寄せられた。
     池田先生は常々、“団結の鍵は「一人立つ」こと”と教えている。関西吹奏楽団の一人一人の成長が、調和のとれた美しいメロディーを生み出したのである。
     楽団員がこの半年間で対話した友人の数は実に4000人以上。弘教を実らせたメンバーもいる。さらに、仕事で夢をかなえたり、病魔を乗り越えてコンクールの舞台に上がったりと、挑戦と歓喜のエピソードは枚挙にいとまがない。先の金田さんも9月に教員採用試験に合格している。
     どこまでも師弟を根本に、青年飛躍の先頭に立つ!――今再びの陣列で“関吹”の新たな前進は始まった。
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